紙に「書き出す」だけで不安を抑え、パフォーマンスを向上できる
また、彼らの別の実験ではネガティブな体験を書いてもらった34人のグループは、ポジティブな体験を書いてもらった33人のグループ、普通のトピックを書いてもらった34人のグループよりもワーキングメモリーが改善し、余計なことを考えなくなりました。
余計なことを考えなくなったため、ワーキングメモリーが改善される--。不安を書き出すことは、不安を抑え、パフォーマンスの向上にもつながることが示唆されたのです。
何か新しいことをはじめるときや、行き詰まって思考停止してしまったときなどにも有効ですから、不安に覆われたときには「書き出す」アクションをしてみてください。
◆本コラム待望の書籍化!
「『不安』があなたを強くする 逆説のストレス対処法」
堀田秀吾著(日刊現代・講談社 900円)