著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【緑豆春雨】身体の熱を冷まし水分代謝をアップして肥満を改善

公開日: 更新日:

 食欲の秋。つい食べ過ぎてジワジワと体重が増加気味……。シニアにとって栄養不足もさることながら、肥満も身体に悪影響を及ぼす大きな問題です。

 シニアは基礎代謝が落ちているうえ、筋肉量が減り、運動機能の低下から運動不足になることで体脂肪率が上がりやすく、食生活が乱れると太りがちに。肥満は、股関節や膝関節に負担がかかるため変形性関節炎、腰痛といったトラブルの原因になります。日常生活における動きがスムーズにできないことは、ますます運動不足を引き起こしてしまいます。

 また、肥満は高血圧糖尿病などの生活習慣病につながる要因になり、動脈硬化が進みやすくなるため、心筋梗塞脳卒中を引き起こすリスクがアップするのです。

 これらの不調が重なれば、当然、認知症のリスクも高まります。食べやすいものや好きなものばかり食べるのではなく、適正体重を維持するための食養生を心がけましょう。

 中医学では、身体全体のバランスが崩れていることによって太りやすい体質になっていると考えます。バランスが崩れると代謝が落ちて、必要以上の脂肪や水分をため込んでしまうのです。よって、肥満を防止するには体内のバランスを整え、代謝を上げて老廃物をスッキリ出すことが重要になります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動