レンコンパウダー「HASKO」 粒子を細かくして抗酸化作用を保持

公開日: 更新日:

 全国一のレンコン生産量を誇る茨城で、廃棄される規格外品のレンコンを原料にしたレンコンパウダーHASKOの商品化に成功した「HAS-LAB(ハスラボ)」の代表である大野恭章さんに、なぜレンコンなのか、そして開発に至った経緯とその思いを聞いた。

「もともと私はレンコン農家の三男なんですが、HASKOの開発は廃棄されるレンコンをなんとかしたいという思いからでした。廃棄される理由は、味や栄養とかは変わらないのに、主にキズだったり形の悪さや大きさといった見た目の規格外品となってスーパーに卸せないという理由で廃棄されています」

 年間472万トンあるとされる日本の食品ロス。そのうち事業系は236万トンで、主にこの規格外品や返品や売れ残りといった要因とされている。

子どものころから収穫した規格外レンコンを廃棄することは当たり前だと思っていたんですが、ここにきて世の中がSDGsだったり、さまざまな考え方や思想があることを知るうちに、自分たちがせっかく手塩にかけて育てたレンコンを廃棄していたことが、もったいないことなんだと気づくようになって。規格外レンコンを活用できないかという思いを強く持つようになっていったんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に