世界で大流行…海外旅行に行く人は「デング熱」に注意!

公開日: 更新日:

■スーパー耐性蚊が増殖

 注意したいのは、デング熱を媒介する蚊のなかには遺伝子変異により殺虫剤が効きづらいスーパー耐性蚊が増殖していることだ。いまはスーパー耐性ネッタイシマカは日本に定着していないが、日本の国際空港内でも時折、ネッタイシマカの侵入が確認されている。いたずらに心配する必要はないが、その情報は頭の隅には置いておきたい。

 では、いまの私たちができることは何なのか?

「デング熱を媒介するネッタイシマカやヒトスジシマカは昼間活動する蚊です。熱帯では室内でもネッタイシマカに刺されることがあります。特に昼間は皮膚の露出が少ない服装や虫よけの使用などを心がけましょう」(砂原助教)

 デング熱流行国から帰国し体調がすぐれないときは医療機関を受診する際に、デング熱の流行国に行ったことを伝えるのは言うまでもない。

「虫よけ」はさまざまなタイプが発売されているが、一部東南アジアでは、日本メーカーが開発した新発想の虫よけクリームが人気になっている。化粧品にも使われるシリコーンオイルを肌に塗ることで、血を吸うため肌に降り立った蚊が足を取られる感覚となり、吸血前に飛び立ってしまう仕組みだという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  2. 2

    絶対守護神マルティネス「巨人入り」急浮上の舞台裏…米敏腕記者が「2年24億円で合意間近」と

  3. 3

    フジテレビが2番組を終了させダウンタウン松本人志に「NO」を突き付けたワケ…日テレとは異なる対応

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    米倉涼子「ドクターX」興収30億円でも満島ひかりが阻む"興収女王"の座…期待値の高さから落胆の声も

  1. 6

    立花孝志氏が大阪・泉大津市長選で惨敗…有権者の投票行動を後押しした「お笑いみたいな噂」

  2. 7

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 8

    安倍昭恵氏が石破外交“切り札”に? 米トランプ次期大統領との会談模索に「私人」を担ぎ出す情けなさ

  4. 9

    安倍昭恵さん×トランプ夫妻「夕食会」の舞台裏…永田町で飛び交う臆測と“パイプ役”の名前

  5. 10

    M-1グランプリ審査員は“完璧な布陣”…ますます高まる「松本人志不要論」