咳が止まらない! 肺炎や咳喘息の疑いあり…高齢者では命取りに
風邪をひいて咳がしつこく続く。そんな場合、肺炎や咳喘息を発症している可能性がある。小島内科医院(東京・世田谷区)の小島利周院長に話を聞いた。
記者は昨年12月、38度の高熱で1日寝込んだ。翌朝には36度3分になっていたが、喉が痛かったのでインフルエンザかコロナかと思い、近所の内科を受診。コロナの検査は陰性。「熱が1日で引いたところを見ると、インフルでもないでしょう」とのことで、風邪薬を処方してもらった。
しかし咳は続き、さらに声がかすれてほぼ出なくなったので、1週間後、念のために再度クリニックへ。
胸部レントゲンを撮影したところ、肺炎を起こしていることがわかった。熱は37度程度あったが、まさか肺炎を起こしているとは思ってもいなかった。胸部レントゲンと血液検査の炎症の程度から、外来での治療が可能と判断され、通院で4日間抗生物質の点滴を行い治療は終了した。
高齢者であれば、肺炎の診断の遅れが命取りになることもあるだろう。風邪から肺炎になることは、よくあるのだろうか。