そしてテストステロン値の低下がさまざまな男性の心身の不調を引き起こす。さらに、テストステロン値が低い人ほどさまざまな病気が多いことや、短命であるという調査報告が国内外でも多数発表されている。
テストステロンを下げる要因は加齢ばかりではなく、糖尿病、抗がん剤治療などの影響もある。
まずは生活習慣を見直してみてほしい。定期的にリズム運動と筋トレ。栄養バランスのとれた食事と質の良い睡眠も大切だが、最も重要なのはストレスをためないこと。強いストレスは年齢に関係なくテストステロンを低下させるからだ。 =つづく
(監修=田村貴明/千葉大泌尿器科特任助教、医師 構成=熊本美加/医療ライター)