「電子処方箋」には患者にとってメリットがいくつもある
さらに、紙の処方箋を持ち歩く必要がなくなるため紛失が起こらないこと、調剤の待ち時間が少なくなるというのも大きなメリットでしょう。
電子処方箋と聞くと、スマートフォンが必要となるような感じがしますが、決してそうではありません。健康保険証登録をしたマイナンバーカードもしくは健康保険の資格確認書があれば利用可能です。ただ、まだ電子処方箋に対応した医療機関は少ないのが現状です(保険薬局はかなりありますが)。このシステムが最大の効果を発揮するためには、ほとんどの医療機関が電子処方箋に対応できなければなりません。そうでないと、結局一部の処方情報しか共有できなくなってしまいます。もちろん、従来の処方箋などで、ある程度共有は可能ですが、それだと現状とあまり変わりないことになりますからね。
いずれにしても、電子処方箋は今後どんどん普及していくと思います。もし、ご自身が利用することになったら、ぜひそのメリットを感じてみてください。