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南野苑生マンション管理員

1948年生まれ。大学卒業後、広告代理店に勤務。バブル崩壊後、広告プランニング会社を設立するものの経営に行き詰まり、59歳のとき、妻とともに住み込みのマンション管理員に。その体験をつづった「マンション管理員オロオロ日記」(三五館シンシャ)がベストセラーに。

朝、ガス警報器が鳴り響いた! ひとり住まい老人宅で起きた“緊急事態”の顛末

公開日: 更新日:
天井の警報器はアクセサリーではありません(提供写真)

 マンション住人の田村さんは、ひとり住まいのご老人で、かなり年配の男性だった。階下に住んでいる玉垣さんの言によると、朝、警報ベルが鳴っているのを聞きつけ、田村さん宅に行ったところ、誰もいない。ベルは住戸の奥から鳴り続ける。インターホンには誰も出ない……。で、ひょいと階下に目を向け…

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