信頼を得る報告の仕方「たくさん」「少し」ではなく具体的な数字で表す
指示・報告・連絡・相談編(4)
「指示・報告・連絡・相談のマナー」4回目は、「信頼を得る報告の仕方、5つのポイント」の続きです。ポイント③~⑤を詳しく見ていきましょう。
<信頼を得るために>
①相手の都合を考える
②「結論」から先に伝える
③「事実」を客観的に伝える
④報告事項は「整理」して話す
⑤「優先順位」を考える
----------③「事実」を客観的に伝える
報告するときは、「事実」を正確に伝えることが大切です。ポイントは、「事実」と「意見」は明確に分けて伝えること。この2つを分けずに「うまくいきそうです」「今回の商談は成立しそうです」など、事実と自分の考えを一緒に伝えると、相手に先入観を与えることにつながり、状況判断を誤らせてしまう恐れがあります。自分の「意見」「感想」「推測」「印象」などは、「これは私の考えですが」「話していて感じた印象ですが……」などと前置きしてから話すように心がけましょう。