どうする?ギリギリ昭和脳アラフィフの危機…何が「不適切」かよく分からない
大手メーカーに勤める50代のマコトさんは「いま、『不適切にもほどがある!』(TBS系)って阿部サダヲさん主演のドラマが人気でしょ。阿部さん演じる“小川先生”のはっちゃけぶり、正直うらやましい」と苦笑しながらこう明かす。
「〈チョメチョメ〉なんてもってのほか。先日、ついうっかり〈どこら辺に住んでるんだっけ?〉と部下に聞いたら、〈個人情報ですよ〉とたしなめられました。無礼すぎる店員を怒鳴っても“カスハラ”扱いされそうですし、雑談も天気の話ぐらいしかできません」
もう何が不適切なのかすら、よく分からない。ギリギリ“昭和脳”に令和を強制インストールされてシステムエラー……アラフィフの危機だ。
「今のアラフィフは就職氷河期世代のはしりです。激しい競争を勝ち抜いてきた優秀な人材も多い半面、プライドが高くて、若い人たちに素直に教えを請うことができない。気軽に悩み相談できる同僚も周囲にいなかったりします。モヤモヤを解消できずに心を病んでしまうようでは目も当てられませんよね」(源祥子氏)
まあ榊容疑者は自業自得だが、今のアラフィフ世代には同情する。