金銀財宝7700億円の夢広がる!17世紀に沈没したイギリス商船を水中ドローンで捜索へ
2019年3月、英南西部コーンウォール半島の西に位置するシリー諸島の沖合で、漁船が錆びた巨大な錨(いかり)を引き揚げた。
錨は17世紀のもので、1641年9月23日、暴風雨のために同海域で沈没した英国商船「ロイヤル・マーチャント」号のものである可能性が高いという。
「海のエルドラド(黄金郷)」とと呼ばれた同船の船倉には、想像を絶する膨大な量の金銀財宝が眠っていたという。専門家によると、その推定価値は、現在の通貨に換算するとなんと40億ポンド(約7680億円)!
錨発見から5年。ロイヤル・マーチャント号の本格的な捜索が始まることが決まり、大きな話題になっている。
捜索を行うのはコーンウォールに拠点を置く海洋サルベージ専門のマルチビーム・サービス社。水深6000メートルまで潜れる水中ドローン2機を使って約520平方キロの海底を徹底的に捜索する。
現場の捜索チームを率いる同社のナイジェル・ホッジさん(写真)によると、これまで依頼を受けた捜索の成功率は100%だそうで、「必ずロイヤル・マーチャント号を見つけてみせる」と意気込んでいる。
“伝説の宝船”捜索プロジェクトは4月に開始。夢が広がる!