片道6Hかけて“最後の晩餐”の豚肉定食をデリバリー 米在住がんの女性に

公開日: 更新日:

 2月23日、米ノースカロライナ州アウターバンクスのレストラン「ママ・クワンズ」に、ウェストバージニア州に住むメアリー・シモンズという女性から電話がかかってきた。

「親友のヘザー・バウワーズががんで死にかけており、『最後の晩餐』にママ・クワンズのポークプレート(豚肉定食)が食べたいと言っている。何とか願いをかなえる方法はないものだろうか」という内容だった。

 ヘザーさんは休暇でしばしばアウターバンクスを訪れ、ママ・クワンズで食事を楽しんでいたという。

 ヘザーさんが住むホスピスまで車で片道6時間以上かかるが、店のオーナーのケビン・チェリーさんは二つ返事でOK。

 写真はホスピスに到着した際のケビンさん。最後の晩餐をできるだけ明るいものにしようと、悲しい気持ちを隠して、精いっぱいの笑顔をつくったという。ヘザーさんはその翌日、24日に亡くなった。

 ケビンさんはメアリーさんに「このことは内密に」と頼んだが、メアリーさんはしばらく沈黙していたものの、「こんなにも素晴らしい無私の親切をぜひ、人々に知ってもらいたい」と3月13日に詳細をフェイスブックに投稿。

 それが少しずつ拡散し、地元テレビが取り上げるなどしたため、心温まる話として話題になっている。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり