米ミズーリ州の小5男子が給食費用滞納問題を解決! 全米から喝采が
米ミズーリ州で学校給食費の滞納問題を解決した11歳の男の子に全米から喝采が寄せられている。
同州ブルースプリングスに住み、トーマス・ウルティカン小学校(5年制)に通う5年生のダケーン・クレーマー君は、給食費を払えずに困っている同級生を見るに見かねて行動を起こすことを決意した。
スマホの前で、給食費が払えない児童がいる現状を説明し、在校生の保護者や、地元の住民、企業に、この問題が解決するために寄付を呼びかけた。そして動画を母親のバネッサさんのフェイスブックに投稿した。写真はそのひとコマだ。
同校の給食費の未払い額は計約3500ドル(約55万円)だったので、それを目標額にしていたが、ダケーン君の友達を助けたいという真摯な気持ちが人々を動かし、計7370ドル(約116万円)が集まった。
息子の活動に刺激されて地元の他の学校の状況を調べたバネッサさんは、卒業時に給食費の滞納があるとプロム(卒業記念ダンスパーティー)や卒業式に参加できない高校があることを知り、寄付の超過分は地元のブルースプリングス高校に贈った。
トーマス・ウルティカン小はダケーン君の行為を記念して「ダケーン・クレーマー・レガシー賞」を設立。5月21日に行われた卒業式で、まずダケーン君に授与された。