室内飼育のネコが引き起こす「日光過敏症」…動物病院の高額な検査誘導を回避するひと言

公開日: 更新日:

 紫外線が気になる季節になりました。サングラスや日焼け止めなどで対策している飼い主さんは少なくないでしょう。実はこの時季、完全室内飼育のネコちゃんが紫外線のトラブルに襲われることがよくあります。今回は、その対応について紹介しましょう。

 室内飼育のネコちゃんも日光浴が趣味で長時間日差しを浴びていると、肌が露出している額や耳翼などにアレルギー性のかゆみが生じて、患部を床にこすりつけたり、ツメでひっかいたり。そんなことを繰り返すうちに皮膚炎に波及します。これが日光過敏症と呼ばれる症状で、紫外線が強くなるこの時季に発症しやすいのです。

 最近は、紫外線をブロックするオゾン層が薄くなり、温暖化も加速。そのせいか、いまごろから9月くらいにかけて、完全室内飼育のネコちゃんでも日光過敏症を引き起こすケースが珍しくありません。窓越しでの日光浴を好むタイプです。

 古くは自宅と外を行き来するタイプや野良ちゃんなどに多く、ノミやダニ、シラミなどとの鑑別も重要でした。当時を知る獣医師としては時代の変化を感じますが、完全室内飼育なら寄生虫の可能性はすんなりと否定できるでしょう。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    イメージ悪化を招いた“強奪補強”…「悪い町田をやっつける」構図に敵将が公然批判でトドメ

  2. 2

    菊池風磨、亀梨和也は結婚も? スピリチュアル霊能者が2024年芸能界下半期をズバリ占う!

  3. 3

    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

  4. 4

    町田ゼルビア黒田剛監督は日本サッカー界の風雲児か? それともSNSお祭り炎上男か?

  5. 5

    石丸伸二ブーム終焉の兆し…「そこまで言って委員会」で泉房穂氏の舌鋒にフリーズし“中身ナシ”露呈

  1. 6

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  2. 7

    メッキ剥がれた石丸旋風…「女こども」発言に批判殺到!選挙中に実像を封印した大手メディアの罪

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    指原莉乃が筆頭、元“神7”板野友美も参入 AKB48卒業生のアイドルプロデュースが増加する背景

  5. 10

    「サマージャンボ宝くじ」(連番10枚)を10人にプレゼント