著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

イスラエルを明確に批判した広島県知事。同国大使の表情を被せて大写しにしたNHKの英断よ!

公開日: 更新日:

♪恋人よ、これが私の一週間の仕事です。テュリャテュリャテュリャリャ♪

◆木曜(8月1日)

「第2回ひろしま国際平和文化祭(ひろフェス)」の開会式出席のため、早朝の品川駅へ。〈ひろフェス〉とは、かの地にとって大きな意味をもつ8月に1ヶ月間にわたり開催される隔年開催の総合文化芸術祭。ぼくはアワード音楽部門の審査員なのだ。さて、新幹線に乗り込み、バッグを荷物棚に置こうとしたときのこと。スーツの上着が見当たらないことに気づいた。はて。さっきあまりの蒸し暑さに脱いで、ホームのベンチに置いたんだっけ。

 窓ガラスからベンチを見たら、はたしてそれはあった。取りに戻るべく、通路を全速力で引き返して出入口を抜けると、目の前でドアが閉まる。マジかよ! ドアの窓越しにベンチが、ジャケットが、どんどん小さくなっていく。予期せぬ出来事に、一瞬このまま広島に行ってしまおうかと捨て鉢な気分に。がしかし、今夜のぼくはアワード授賞式のプレゼンター。スーツじゃなきゃ様にならないだろう。それに受賞者に失礼だよなぁ。そう思い直して次の新横浜駅で降り、上り新幹線に飛び乗って品川駅に戻る。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  2. 2

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 3

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 7

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  3. 8

    【今僕は倖せです】のジャケットに表れた沢田研二の「性格」と「気分」

  4. 9

    吉田拓郎の功績は「歌声」だけではない イノベーションの数々も別格なのだ

  5. 10

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑