著者のコラム一覧
松尾潔音楽プロデューサー

1968年、福岡県出身。早稲田大学卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。2022年12月、「帰郷」(天童よしみ)で第55回日本作詩大賞受賞。

イスラエルを明確に批判した広島県知事。同国大使の表情を被せて大写しにしたNHKの英断よ!

公開日: 更新日:

◆土曜(3日)

 帝国劇場で今期3回目の『ムーラン・ルージュ!』を子どもたちと。望海風斗・井上芳雄コンビ主演の最終回。自分が日本語詞をつけた「Come What May」が作中でいかに重要な役割を担っているか、観るたびに体感する。逆にいうなら、怖いもの知らずゆえに作詞できたのかも。老朽化で建て替えのため来年2月に休館する帝劇。猪熊弦一郎作の名物ステンドグラスを子どもたちに説明する。今は意味がわからずとも後になって効くことを期待して。それにしても、望海風斗と同じ時代を生きる歓び!

◆月曜(5日)

 子どもたちは長期のキャンプに出かけてしまった。久しぶりに夫婦で酒場へ。都知事選投票のためにニューヨークから帰国していたライター佐久間裕美子さん、彼女の仲間たちと合流。痛飲。「さよなら」のかわりに「おやすみ」でもなく「革命~っ」とのたまうお茶目な佐久間さん。愉しき夜でした。

◆火曜(6日)

 朝8時、NHK総合の広島平和記念式典中継を観る。松井市長、そしてご当地出身の岸田首相のスピーチに感じた空疎さ。ふたりとは対照的に、(国名さえ出さなかったにせよ)明確にイスラエルを批判した湯崎英彦・広島県知事。そのスピーチに被せてイスラエル大使の表情を大写しにしたNHKの英断よ! もちろん事前にスピーチ内容を入手してこそのカメラワークだろう。

 寡聞にして湯崎知事の経歴をよく知らず、ウィキペディアを開く。そこには、高校時代に出かけた女子校の文化祭で、ライバル校の同学年だった吉川晃司に睨まれたことが、微笑ましいエピソードとして記されていた。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子 元光GENJI山本淳一との入籍・出産騒動と破局

  2. 2

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  3. 3

    反撃の中居正広氏に「まずやるべきこと」を指摘し共感呼ぶ…発信者の鈴木エイト氏に聞いた

  4. 4

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  5. 5

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  1. 6

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 7

    吉岡里帆&小芝風花の電撃移籍で様変わりした芸能プロ事情…若手女優を引きつける“お金”以外の魅力

  3. 8

    【今僕は倖せです】のジャケットに表れた沢田研二の「性格」と「気分」

  4. 9

    吉田拓郎の功績は「歌声」だけではない イノベーションの数々も別格なのだ

  5. 10

    裏金自民が「11議席増」の仰天予想!東京都議選告示まで1カ月、飛び交う“怪情報”の思惑