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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さま進路先めぐる情報「根拠ない」は本当か? 秋篠宮家側近の“あやふやな説明”

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「東大が16年度から推薦入試を始めるのに合わせ、その対策に最も力を入れていたのが渋渋。そこにわざわざ悠仁さまが来られ、渋渋→東大がにわかに現実味を帯びてきた」(大手学習塾幹部)

 悠仁さまが文化祭に足を運んだ時点で、すでに渋渋の東大推薦対策は功を奏し始めていた。16年度は推薦合格者全77人中1人、17年度は71人中2人を渋渋が占めた。その後もコンスタントに合格者を送り込み、全高校中トップの実績を残している。24年度は91人中3人だった。

「同校の文化祭に悠仁さまが行かれてまもなく、宮内庁でも紀子さまが東大を想定しているのではとの声が出ていた」と同庁OBは振り返るが、その第一歩となる渋渋への中学受験は実現しなかった。秋篠宮家ではそれどころではない問題が勃発していたのだ。長女・眞子さんと婚約した小室圭さんの母の金銭トラブルが発覚。悠仁さまが渋渋に進学した場合、「どういうルートで入ったのか臆測を呼び、秋篠宮家に対するバッシングが拡大する恐れがあった」(皇室記者)ため、中学受験は見送られたという。そして22年、提携校進学制度という「特権的」とみられても仕方のないルールを使い、悠仁さまは筑波大付属高校に入学する。

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