自民裏金議員「落選濃厚」20人リスト…非公認6人+比例重複なし14人が“ドボン”の瀬戸際
参院から鞍替えした丸川珠代元五輪相も劣勢
同じく旧安倍派幹部だった下村博文元文科相も苦戦必至だ。「勝ち目があるとすれば野党乱立による漁夫の利」(同前)だが、下村候補も萩生田氏と同様、裏金と統一教会問題のダブルパンチで大逆風にさらされている。
参院から鞍替えした丸川珠代元五輪相は第一声で「不透明な資金の流れに私自身が気づくことができず、解決することができなかった」などと釈明。これまた反省の弁を垂れていたが、今年1月に政治資金パーティーのノルマを超えた分を派閥に納めない「中抜き」をTBSにスクープされている。額にして700万円も抜いたのに「気づきませんでした」で済まされるわけがない。代名詞の「愚か者め!」も形無しである。
「イメージや知名度がものを言う参院選に比べ、衆院選は結局はドブ板勝負。説明責任が厳しく問われますが、丸川さんは裏金問題について釈明はしても、説明は一切していない。維新、立憲との三つ巴の戦いとはいえ、それでも劣勢です」(前出の永田町関係者)
参院議員時代を含め当選14回を誇る大物・衛藤征士郎元衆院副議長は83歳の高齢かつ保守分裂選が重荷。いよいよ裏金をこさえたツケが回ってきた。
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