東大和「神明湯」石垣に囲まれた露天はプチ旅気分 2セット目は110度。鼻呼吸できず口でフゥフゥ
西武拝島線東大和市駅から歩いて20分ほど。バス停「大和第三小学校」すぐの住宅街の中、ポツンと煙突がそびえる「神明湯」は1964年創業。99年にリニューアルしたという。のれんをくぐり、下足箱のキーを手にフロントに向かい、入浴料550円、サウナ代250円(バスタオル付き)、貸し小タオル代50円を払って、サ室用のフックキーを受け取った。
「奇数日は露天風呂のある“茜の湯”、偶数日はスチームサウナのある“渚の湯”が男湯です」と温和な2代目の栗原和治さん。当日は奇数日だった。早速、静かな脱衣場で服を脱ぎ、浴場にお邪魔しまーす。
正面には、三保の松原から見たすがすがしい富士山のペンキ絵がドーン。東大和市の観光キャラクター“うまべぇ”がチョコンと描かれているのがほほ笑ましく、カランにはリンスインシャンプーなどが並んでいる。
浴場内の湯は地下約150メートルからの井戸水を使用。42度の白湯には3種のジェットを用意。ジェットエステ、背中や腰、ふくらはぎなどにジェットを受けるリラックスバス、腰と足裏にボボボのボタン式強力ジェット湯だった。やや強めの電気風呂1床の隣は40度のラドン湯で、高濃度バートガシュタイン鉱石でブクブクが楽しめた。あ~、癒やされるぅ~。
内湯を一通り堪能したら露天へGO。40度の岩風呂は石垣に囲まれ、南国系の木々が植えられている。プチ旅気分にひたったところで、サウナと参りましょう。
ビート板を手にドアを開けると、香太くんの香りがフンワリ漂う。ドアには“1回の時間…5分程度”と書かれていたが、ジンワリとしたドライな熱が心地よく、こりゃ10分はイケるぞ。
耐熱タイルと白木造りのストレート2段ベンチは定員8人。ベンチにはキレイにマットが敷かれ、脇に時計が置かれている。部屋奥の遠赤外線ガスストーブがバチバチとうなる。温度計の針は105度。上段に座り、発汗タイムスタート。