「腕は落とさず、血圧落とす」建設業界で囁かれる…笑えない令和の“上下関係”

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「安全と作業員の命を守るための措置で、今に始まったことじゃありません。ただ、年々と現場の高齢化も進行しているので、働き方などはいつも以上に意識するようになっています」

■深刻な高齢化

 業界の高齢化は厚労省の資料でも明らかだ。現場で働く技能者のうち60歳以上の割合が約4分の1を占める一方、29歳以下は全体の約12%しかいない。つまり建設現場は、「おじさん」たちの経験と体力に支えられているのが実情である。

 新たな予算案では、建設業の「人材確保」「人材育成」「魅力ある職場づくり」の3本柱で取り組みを進める。

 建設事業主等に対する助成金が69億円、ハローワークにおけるマッチング支援に50億円なども盛り込まれている。

 さらに、2025年度予算では全国約45カ所で職人など一人親方向けの無料安全衛生研修が継続されるほか、2000現場以上で技術指導も実施される予定だ。現場の健康管理や安全対策を支える動きが活発になっている。

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