裏金問題の改革は形だけ…“荒稼ぎパリピ”小泉進次郎氏が「政治刷新本部」の目玉という茶番

公開日: 更新日:

高利率のパーティーで年間数千万円の“荒稼ぎ”

 日刊ゲンダイは、進次郎氏が代表を務める資金管理団体「泉進会」の政治資金収支報告書をチェック。2022年はほぼ毎月、政治資金パーティーを開き、計約8600万円の収入を得ている。同団体の年間の総収入が9000万円超だから、大半をパー券収入に頼っていることになる。

 この年は計12回もパーティーを開催し、最も稼ぎが大きかったのは、12月に千代田区の「ホテルニューオータニ」で開いた「政経文化パーティー」の3502万円。開催経費は約878万円で、利益率は約75%だった。ほか11回の利益率は37~84%と、なかなかの稼ぎっぷりである。

 また、21年は8回計4082万円、20年は11回計5799万円のパー券収入を得ている。利益率は66~89%と、やはり高水準だ。

 パフォーマンスと「ポエム発言」ばかりが目立つ進次郎氏だが、元首相を父に持ち、顔と名前は全国区。だからこそ、パー券をガンガン売りさばくことができるのだろう。そんな“パリピ”の進次郎氏に「政治改革」など期待できるわけがない。

 問題は進次郎氏だけじゃない。そもそも、刷新本部のメンバーは過去に「政治とカネ」の問題を指摘された人物ばかりで、突っ込みどころ満載なのだ。

「『党7役』から“ドリル優子”とアダ名される小渕選対委員長と、談合で指名停止処分を受けた企業から献金を受けていた平井卓也広報本部長がメンバーに名を連ねる見込みです。最高顧問に就任する麻生副総裁は、政治資金で六本木の会員制サロンに1回あたり数十万円の支出を繰り返し、メディアから何度も非難されている。自民党内からは『批判されても仕方ないメンツだ』という声が上がっています」(官邸事情通)

 結局、刷新本部なんて「看板」だけ。“パリピ”や“スネ傷”ばかり起用する岸田首相は、本音ではヤル気がないに違いない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」