著者のコラム一覧
小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

どうする? 京葉線の通勤快速問題…喜勢陽一氏がJR東日本新社長に就任早々直面

公開日: 更新日:

■ダイヤ改正問題は「第2幕」に

 JR東日本は当初、同路線での通勤快速や快速を朝と夕方以降の時間帯で取りやめ、各駅停車に変更することを決めた(同区間の通勤快速は蘇我-新木場間はノンストップで運行されている)。しかし、これに千葉県の熊谷俊人知事や神谷俊一・千葉市長など沿線の自治体トップや地域住民が猛烈に反発。とうとうJR東日本は各駅停車化する予定だった朝の上り快速を3月16日のダイヤ改正以降も維持する修正に追い込まれた。異例の方針転換だが、千葉市や県、沿線自治体はなお「内容が不十分」と反発しており、ダイヤ改正問題は「第2幕」に突入している。

 当初のダイヤ改正案では蘇我-東京間の所要時間が十数分延びる一方、通勤快速や快速が止まらない幕張豊砂など7駅は各駅停車の本数が増える計画であった。しかし、反対を受け、今後も快速は外房線上総一ノ宮6時3分発東京7時25分着、内房線君津6時12分発東京7時35分着の2本を維持することになった。JR東日本千葉支社の土沢支社長は「お客さまの利用状況などを踏まえ柔軟に検討していく」と述べ、3月以降のさらなる修正に含みを持たせている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる