著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

どうしたニッポン企業 “不正ラッシュ”に海外投資家はソッポ向く?

公開日: 更新日:

「天災は忘れたころにやって来る」ではないが、「人災も忘れたころにやって来る」──。

 産業界では、トヨタ自動車の子会社ダイハツ工業が不正に国の認証を取得していた。会社からは、生産・開発を行っている全28車種と生産終了の18車種で不正が確認されたと国土交通省に報告があった。

 トヨタ自動車と並ぶ大企業、パナソニックホールディングスの子会社パナソニックインダストリーは今月12日、販売する電子材料の一部で安全性に関する第三者機関の認証を不正に取得していたと発表。認証の登録時に目標に合わせるためデータを改ざんするなどした。不正のあった材料は、半導体、車載部品、家電、電子回路などに使われる52品目に上り、不正は国内外7工場で1980年代から現在まで行われたという。

 1月に入り英国では郵便局で起きた冤罪事件で原因となったシステムを開発した富士通への批判が高まり、英議会などで同社による賠償金や政府入札からの排除を求める声が上がっている。

 金融庁は12日、ネット証券最大手SBI証券に対し一部業務停止命令と業務改善命令の行政処分を行った。同証券が引受主幹事を務めた3銘柄の新規上場株式(IPO)において初値を吊り上げるなど株価を操作したとされる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が