自民・世耕弘成氏またまた“裏金ブーメラン”直撃! 野党時代に「政策活動費」にもツッコんでいた
今でこそ世耕氏は裏金事件に「知らぬ存ぜぬ」を繰り返しているが、10年3月19日の参院総務委員会では組織活動費(政策活動費)について切れ味鋭い質問を重ねていた。
■「細目報告をしっかり義務付けて」
自由党(後に民主党に合流)で幹事長を務めていた藤井裕久元財務相が党から組織活動費の名目で15億円を受け取っていた問題を取り上げ、「その後どうなったのかは全然分からない」「やはり世間の常識からかけ離れているんではないか」と指摘。
次のように提言した。
「組織活動費は常識の範囲があるわけです。渡し切り経費の形でやるにしても常識の範囲があるわけですから、その範囲で上限を認めるのか。あるいは組織活動費として渡したら、渡した先の細目の報告をやっぱりしっかりと義務付けて、最後の最後まで一体幾らどう使ったのかということをやる。穴をふさぐ手が必要だと思います」
自民党の二階元幹事長が幹事長在職時の5年間で受け取っていた政策活動費は50億円に上る。「常識の範囲内」であるはずがない。世耕センセーこそ、「世間の常識」を踏まえて使途不明の裏金や政策活動費の問題に一意専心で取り組んで欲しいものだ。