昭和の名建築「パレスサイドビル」も姿を消すのか…保有する毎日新聞GHDが複数社に再開発打診と報道
■取り壊しを惜しむ声も
同ビルは日本建築学会の「近代主義建築20選」に選ばれるなど、戦後日本を代表するオフィスビルだけに、取り壊しを惜しむ声があがっている。
「旧東京中央郵便局舎の一部を保存、再現したJPタワー(丸の内)や同潤会アパートの一部を残した表参道ヒルズなど再開発の例もありますが、老朽化したビルの多くは取り壊され、新しいビルに生まれ変わっています。建築費高騰の中、建物の保存を望む声もあることから、耐震化や設備更新などのリノベーションで現状のまま使用を続けることも選択肢に入りますが、都心の超一等地ですから再開発の方針になると思われます」(長谷川高氏)
名建築はまた姿を消すことになるのか。