東條英機に警戒され、死刑になった山下奉文の悲劇 語り手によって異なる人物評
![前線視察の山下奉文最高指揮官=1942年2月23日、場所不明(C)共同通信社](https://admin.nikkan-gendai.com/img/article/000/318/170/021a941f11690e8540709bbda73c51ad20230202124408165_262_262.jpg)
山下奉文の評価は極めて難しい。「マレーの虎」とか「悲劇の将軍」といった語られ方もするのだが、実際に彼に会った人たちの書き残した人物評、あるいは彼の身近にいた軍人たちの表現などを確かめていくと、やはり二極化してしまうというのが特徴なのである。しかし軍官僚としても、あるいは現場型の…
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