著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

吉田茂は獄中生活について「一生に一度は入ってみるべきだよ」と言った

公開日: 更新日:
宮城前広場で戦勝を祈願する人たち=1944年2月11日(C)共同通信社

 吉田茂が釈放されたことは、スパイの東に複雑な感情をもたらした。この辺りの心理は、こうした仕事に携わっている人物に共通の思いであるらしい。あえて手記から引用するならば、「なぜ釈放したんだ。こんなに早く釈放するくらいならば、俺がこんな生活をする必要がなかったではないか。余は口惜しか…

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