小泉進次郎が自民党総裁選“本命視”されるナゾ考察が拡散中…ヒントは「小泉構文」にあった?
■石破は「金融所得課税」の強化を唱えて賛否の声が続出
「金融所得課税」の強化を唱え、これまた賛否の声が続出したのは石破茂元幹事長(67)だ。同税を巡っては、株式の売却益などに課される税率が一律のため、高所得者の恩恵が大きいとされる。このため、石破は「いかに公正な税制を実現するか。手法はいろいろ議論がある」として検討の必要性を訴えたのだが、《金持ち優遇策を見直す良い機会》《貯蓄から投資を煽りながら課税強化か》《機関投資家などはどうするのか》と意見が分かれる展開となった。
これに対し、進次郎は総裁選への出馬に意欲を示して以降、河野、石破のように賛否を巡ってネット上で炎上するような発言はみられない。
金融所得課税の強化については「貯蓄から投資の流れに水を差す。議論するタイミングではない」とかわし、麻生派で裏金作りが行われていた疑いが報道された際も、「関係者の説明がしっかりなされることがまずは大事なことではないか」と他人事のような物言いだった。微妙な政策や党内力学に影響を及ぼす可能性のある案件について、進次郎はトーンを抑えた論評にとどめているわけだ。