だから高市早苗は嫌われる…石破自民に「減税しないのはアホ」と皮肉批判で“後ろから撃つ女”の本領発揮
総裁選で金融正常化に向かう日銀に対し、「金利をいま上げるのはアホやと思う」と牽制した高市氏は、先月も森山幹事長の経済知識をあてこすっていた。
■岸田前首相も参戦
安倍元首相の後継アピールを欠かさず、岩盤保守層の支持厚い高市氏が一般世論も味方にすれば鬼に金棒。しかし、相変わらず党内に敵は多い。筆頭株のひとりが、総裁選決選投票で石破に票を寄せた岸田文雄前首相だ。とある4月の会合で人事案を披露したという。
「志半ばで退陣した岸田氏は安倍氏にならい、再登板を狙っている。ただ、石破総理の次は火中の栗を拾うも同然なのでパス。キングメーカーとして一定の影響力を保つことに腐心している。石破政権は『陰の総理』と呼ばれる森山幹事長、後ろにいる菅義偉副総裁に牛耳られている状態。そのラインを弱体化させ、石破総理のグリップを強めるため、自分が副総裁に就いて重しとなる案を出したといいます。第2次安倍政権、菅政権における麻生太郎副総裁のポジションです。総理を目指す旧岸田派の林芳正官房長官を幹事長に据えて封じ込め、石破・岸田両氏と関係良好な岩屋毅外相を官房長官に横滑りさせる案もあったとか。とにかく『高市総理』だけは容認しがたい、ということ」(与党関係者)