ドラフト目玉 桐光・松井がプロで活躍するための「3つの課題」

公開日: 更新日:

 この時期もランニング、ストレッチ、投球練習、遠投を週5回はしっかりやってケガをしない体をつくって欲しい。

 大学進学の可能性も言われたが、実力があるなら、投手は遠回りしない方がいい。練習内容やトレーニング、プロのトレーナーが付いてくれることなど、環境が全然違うからだ。大学だと連投などの酷使の可能性もある。松井君の即プロ入りの選択は正解だ。

 イチロー(ヤンキース)の影響で最近はつくった左打者が非常に多い。だから松井君に限らず、左投手が重宝される。打者は小さい頃から右投手との対戦が多い。見慣れない左投手が有利なのは間違いない。

 先日、横浜は秋季神奈川大会で優勝。これから出場する関東大会の出場校中3分の2のエースが左。これには理由がある。まず盗塁されにくい。球威がなくても、スライダーやカーブなどの変化球でストライクが取れれば、センバツまでの時期なら左投手の方が有利。新チームの秋の段階では実戦経験がまだ少ないからだ。

 そう考えると、松井君の落差の大きいスライダーは高校生では打てなくて当たり前。課題を克服してプロの打者もきりきり舞いさせて欲しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”