“客寄せ”で渋々? 浅田真央「ソチ団体戦」出場の不安材料

公開日: 更新日:

 ところが、それが許されない事情がある。マスコミ関係者が言う。

「フィギュアは冬季五輪の中でも人気種目ですから、ISUはその人気に便乗し、ソチで団体戦を成功させ、一気にメジャー種目にしたいのです。個人、ペア、アイスダンスそれぞれで活躍するトップ選手、華のある選手を出場させる必要があるからISUは各国に成績上位選手の出場を働きかけている。そんな背景から真央も出場せざるを得ないようです」

 浅田の最強のライバル、キム・ヨナ(23)の韓国は団体戦の出場権がない。キムは五輪連覇を目指すシングル一本に照準を合わせてくる。実力差があるといわれている団体戦への出場は「打倒キム・ヨナ」にマイナスになっても、プラスになることはない。

「真央だって置かれた状況や日本チームの現状を理解しているが、本人の性格からして、気の抜いた演技はできない。逆に、少しでも気を緩めればそれがつまらない転倒やケガの原因になる」とは前出の関係者。

「(前回の)バンクーバーの時はなかった競技なので楽しみです」と浅田は語っていたが、団体戦出場を恨むことにならなければいいが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ