年俸10分の1で広島復帰 新井が語る“ゼロスタート”の覚悟
――確かにベテランの調整という雰囲気はない。
「4番だったとか、過去の実績は関係ない。三塁のポジションには梵や堂林がいる? 三塁でも一塁でも代打でも、誰がライバルとかも考えていません。昔のことは全部捨ててゼロからのスタートと思って、自分をとことん追い込んでいます。はっきり言うと、もしそこでケガをしてしまったらしょうがないと思ってやっています。それなら諦めもつくでしょう。チームに必要とされる限りは一生懸命やる。それでもダメならやめる覚悟で、カープに戻ってきていますから」
――阪神への思いは?
「7年間お世話になりましたからね。FA補強とかは派手でした。そういうものを近くで見られたことはいい勉強になりました。今度は対戦相手になるけど、特に意識することはないと思います。他の5球団と一緒です。そう思うようにしています」
――阪神と広島の違いは?
「カープの方が若いチーム。みんな元気がいいですよね。菊池や丸。鈴木誠也とか、ドラ1の野間もいいモノを持っている。(ちょうど打撃練習中だった高卒3年目の内野手)美間もいいんですよ。阪神より若い才能があふれているという印象です」