桐生祥秀の世界陸上代表入りに立ちはだかる一発勝負の重圧

公開日: 更新日:

 日本を代表するスプリンターの世界選手権(世界陸上)出場(8月、北京)が「ピンチ」だ。

 男子100メートルで日本人初の9秒台が期待される桐生祥秀(19)。すでに世界陸上の選考レースのひとつである10日のゴールデングランプリ川崎の欠場を表明。今月14日からの関東学生対校選手権では100、200、400メートルへの出場を予定しているものの、これで世界陸上の出場権を得るチャンスは、6月の日本選手権(新潟)のみとなった。

 世界陸上に出場するには日本陸連が定めた派遣標準記録(10秒16)をクリアしなければならない。今年3月のテキサス・リレー(米国)では、追い風参考ながら日本人最速となる9秒87をマークしたが、選考レースの対象外だった。日本選手権は代表入りを懸けた一発勝負となる。

 すでに日本男子は、昨年の世界リレー選手権(バハマ)で5位に入り、世界陸上400メートルリレーの出場権を得ている。仮に桐生が派遣標準記録をクリアできなくても、リレーメンバーとしての代表入りは確実。強化委員会による推薦で100、200メートルにも出場できるだろうが、日本を代表する韋駄天が自力で個人レースに出場できない可能性もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  2. 2

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  3. 3

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  4. 4

    広末涼子は免許証不所持で事故?→看護師暴行で芸能活動自粛…そのときW不倫騒動の鳥羽周作氏は

  5. 5

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  1. 6

    【い】井上忠夫(いのうえ・ただお)

  2. 7

    広末涼子“密着番組”を放送したフジテレビの間の悪さ…《怖いものなし》の制作姿勢に厳しい声 

  3. 8

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  4. 9

    大阪万博は開幕直前でも課題山積なのに危機感ゼロ!「赤字は心配ない」豪語に漂う超楽観主義

  5. 10

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育