リオに意欲のハンマー投げ室伏 「3個目メダル」の現実味は?
出場すれば注目度ナンバーワンだ。
陸上男子ハンマー投げで04年アテネ五輪金、12年ロンドン五輪銅の室伏広治(40)が29日、来年のリオ五輪に向けて「気持ちはある」と意欲を見せた。実際に挑戦するかどうかの結論は年明けになるようだが、今は東京五輪組織委員会の理事や東京医科歯科大の教授などを務めているから、練習時間がなかなか取れないのが現状だ。
昨年の日本選手権は73メートル93で優勝。驚異の20連覇を果たした後は大会に出場してはいない。それでも今年6月には、「時間はなくても練習の方法はある」と語っていたし、「本気で練習すれば、今でも70メートル以上は投げられる」との声もある。8月の世界陸上の金メダリストの記録は80メートル88。銀、銅はともに78メートル55だった。03年に出した日本記録の84メートル86は無理にしても、本当に70メートル以上投げられるのであればメダルは十分に狙えるのだが……。