燕バレが快音連発 フリー打撃で見せた巨人戦大暴れの“兆候”
「自分のプレーができる状態。貢献できると強く思っている」
こう息巻いたのは、ヤクルトのバレンティン(31)。13日の直前練習ではフリー打撃で快音を連発。ガッツポーズを見せるなど、明らかにハイテンションだった。
昨オフに左足アキレス腱を手術。4月24日の巨人戦で一軍復帰したが、左足肉離れ。わずか1試合でリタイアすると、5月に米国で左足を手術。9月18日の巨人戦で再び一軍復帰するも、今季は15試合で打率・186、1本塁打、6打点とサッパリだった。
変化が見えたのは11日のフェニックスリーグ・韓国斗山戦。場外アーチを含む3安打の大当たりだった。前日10日の阪神戦で4タコに終わり、試合後に特打を志願。真中監督はタイミングの取り方を中心にアドバイスし、コーチ陣も手取り足取りでサポートした。その宮出打撃コーチが言う。
「一軍復帰してから、得意なストレートでも空振りが目立っていた。ボールを追っかけて前に突っ込むことに加え、姿勢が前かがみになりがちだった。しっかりした軸を作ってボールを待ち、そこから左足を踏み出すことができれば、ヘッドの走りもバットの角度も良くなって、調子も上がってくるはずです」