電話口から聞こえる松坂大輔の声が明るかった
プロ野球の春季キャンプ報道を見ていて、気になるのはやはり、右肩手術からの復活を目指すソフトバンクの松坂(35)である。キャンプイン後に電話で話をしたら、「ぜひ宮崎に来てください」と言われた。日本復帰1年目の昨年もそう言われ、悩んだことを思い出した。宮崎は松坂フィーバーに沸いていて、報道陣やファンであふれ返っていると聞き、結局、行かなかったのだ。
テレビで投球フォームを見た。いい時と悪い時の差がかなりある。悪い時は踏み出した左足のつま先が三塁側を向いてしまったまま、腰が横回転する。これでは左ヒザに負担がかかってしまう。球は走らず、制球にバラつきも出る。
踏み出した左足は真っすぐか、開き気味でもいい。その方が腰が回りやすく、縦回転になる。
「縦」になれば、右ヒジが上がる。球威が全く違ってくるのである。
腕に力が入って力んで投げる、いわゆる棒球も多い。脱力しながら軽めに投げてみたり、カーブを投げると修正できる。聞くところによると、これはブルペンなどで行っているようだ。