ベイ時代は先輩にも軽口 殊勲打ソフトB吉村の“鼻っ柱”

公開日: 更新日:

 脇役が大仕事をやってのけた。

 19日から始まった首位ソフトバンクと2位日本ハムとの直接対決は、パの天王山。双方とも負けられない戦いの初戦は、ソフトバンクに軍配が上がった。

 中でも値千金の働きをしてみせたのが「7番・右翼」で出場した吉村裕基(32)だ。1点リードの二回1死一塁の場面で、貴重な追加点となる2ランホームラン。「すぐに追加点が取れてよかった」と話す吉村の一発で点差を広げ、日ハムを押し切った。

 あるホークスOBは「吉村らしい活躍」と、こう続ける。

腰痛で欠場していた内川の代役で4番に座った、14日のロッテ戦のリベンジを狙っていたのではないか。吉村はこの試合で無安打だったばかりか、九回に平凡なゴロを捕り損ねる凡ミス。投げていた抑えのサファテは鬼の形相だった。吉村は気難し屋でいつもムスッとした表情だが、負けん気だけは人一倍強い性格ですから」

 12年まで在籍していた横浜(現DeNA)時代は、東福岡高の先輩で当時同僚だった村田(現巨人)について、「村田さんもバッティングがわかってきたんじゃないですかね」と放言。周囲から「生意気」と言われようが、「結果は口ではなくバットで出すもの」と意に介さなかった。半面、自分のやり方に固執するあまり、スランプに陥っていた時期もある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”