達川ヘッドコーチ有力 SB工藤監督と6年越しのタッグ実現
ソフトバンクの来季ヘッドコーチ就任が決定的になったと報じられる達川光男前中日チーフバッテリーコーチ(61)と工藤公康監督(53)には浅からぬ縁がある。
DeNAの新規参入が決まった11年オフ、初代指揮官として白羽の矢が立った工藤監督が、自らの右腕として強く入閣を希望したのが達川氏だったのだ。
「しかし、DeNA側の交渉役だった高田繁GM(71)がこれを認めなかった。達川さんに問題があったわけではなく、補強、組閣を含めたチームづくりの権限はGMと球団にあり、監督には与えられたメンバーで結果を出してもらう、というメジャー流が新規参入球団の基本方針だったからです。そうした球団側の意向を受け入れれば、DeNAと破談することはなかったのに、工藤監督は鹿取さん(義隆氏=元巨人ヘッドコーチ)と達川さんの入閣を譲らなかった。達川さんのソフトバンクのヘッドコーチ就任が正式決定すれば、工藤監督にとっては6年越しの希望がかなう、ということになりますね。工藤監督と達川さんは95年にソフトバンク(当時はダイエー)の現役投手、バッテリーコーチとして同じ釜の飯を食ったのは1年だけですが、当時から工藤監督は達川さんの頭脳、明るさを認めていました」(放送局関係者)