メジャー投手全滅 “二刀流”大谷侍Jで負担増にハム冷や汗
■先発、抑えの二刀流
しかし、小久保監督は年明けの日刊スポーツの対談企画で大谷の起用法に触れて、「選手を預かったときに、悪く帰してはいけないと一番に思っている。その視点からいくと、無理はさせられない」と負担の大きいストッパー起用に慎重な見解を示す一方で、「ただ本番では、無理を強いるラインが必ず来る。一応、プランにはあるんですけど……」と続けている。
「先発で起用しながら、勝負どころでは抑えも、という“投手二刀流”まで考えているわけです。アテにしていたメジャーの連中を招集できない以上、当然、大谷への依存度は高まる。野球ファンどころか、国民の注目を集めるWBCは結果がすべて。準決勝で敗退した13年の前回大会では、山本浩二監督が厳しい批判にさらされた。袋叩きにあったあの姿を見れば、小久保監督も奇麗事を言ってはいられない。今回のWBCの結果によっては、WBC以上の大イベントである20年東京五輪の野球代表監督就任の可能性も残る。45歳という年齢を考えれば、古巣のソフトバンク監督などの道もあるため、WBCで失敗してミソをつけるわけにはいかない。勝つためになんでもやりそうな雰囲気があります」(放送局関係者)
その道連れにされそうな大谷が心配になってくる。