卓球“スーパー中学生”張本智和に卒業即プロ転向プラン

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 世界ジュニア2冠、13歳の「スーパー中学生」が高校生を一蹴した。

 17日の全日本卓球選手権ジュニアの部男子シングルス。初戦となった3回戦で、張本智和(13=エリートアカデミー所属)が埼玉栄高の福原にストレート勝ち、わずか15分でねじ伏せた。ダブルスでも1、2回戦を勝ち進んだ張本は、「思った以上にいいプレーができた。こんなに早く勝てると思わなかった。目標はもちろん優勝」と堂々の宣言である。

 163センチだった身長はこの1年で170センチに。背が伸びたことで、「去年よりブロックやカウンターが取れるようになった」と史上最年少優勝に向け、自信たっぷりだ。

 昨年12月の世界ジュニア選手権を最年少の13歳で制し、団体と合わせて2冠を達成。大会の注目を一身に集める張本には、中学卒業と同時の「プロ転向」も囁かれている。

「中学3年で15歳になるのは東京五輪の1年前。目標の金メダル獲得に向け、プロとしてカネを稼ぎながら、海外で腕を磨くプランが浮上しています。現在コーチを務める父親も母国の中国でプロとして活躍した選手。母親も元中国代表のサラブレッドですから、より高みを目指すためのプランのひとつとしてプロ転向があるのです」(関係者)

 先日、リオの団体で銀メダルを獲得した丹羽孝希(22)がプロ転向を宣言し、増毛製品などを手掛ける「スヴェンソン」と契約を結んだばかり。張本も父親や先輩の背中を追って、プロ卓球選手となるのも時間の問題か。

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