25年目のJリーグいよいよ開幕 六川亨氏が優勝争いを占う
明治安田生命Jリーグが25日に開幕する。J1優勝レースの本命は? 対抗馬は? ズバリ予想する。
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昨シーズンのCSで川崎F、浦和を撃破してリーグ優勝と天皇杯の2冠に輝いた鹿島が大本命と見る。オフに新潟からJ1屈指のボランチと高評価のレオ・シルバ、神戸から点取り屋のペドロ・ジュニオール、元ブラジル代表FWレアンドロ、元韓国代表GKクォン・スンテと各ポジションで即戦力を補強。00年の国内初となる3冠、07年からリーグ3連覇を達成した全盛期並みの陣容となった。
対抗馬は、16年リーグ年間勝ち点が1位だった浦和だろう。補強の目玉は新潟から獲得したFWラファエル・シルバひとり。しかしペトロビッチ監督が「今シーズンも昨シーズン在籍選手が中心になる」と言うようにチームは円熟期を迎え、長丁場のシーズンに必要な安定感はバツグンだ。
2強に挑むのが、昨シーズン6位の広島と予想する。広島独特の3-4-2-1システムは高い完成度を誇り、新戦力FW工藤(元柏)も期待できる。風間監督が退任してコーチ陣も総入れ替えの川崎F、主力が入れ替わったG大阪は、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)の日程にも苦しめられ、厳しい戦いを余儀なくされるだろう。