疑問噴出 サントリーLはまるで宮里藍“引退セレモニー”

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 スポーツマスコミの奇妙なところは、宮里の一件だけではない。

 テニス錦織圭(27・世界9位)は今年の全仏オープン3回戦で、思うようなプレーができないいら立ちからラケットをコートに叩きつけて破壊した。準々決勝のマリー戦でも第3セットのタイブレークで1ポイントも取れずに負けるとラケットを投げた。1回戦で敗退した2月のリオ・オープンでもラケットを投げて壊し、観客から激しいブーイングを浴びた。

 自分の至らなさによるイライラを用具に当てるのはプロとして最低の行為だ。しかしスポーツマスコミは、錦織のマナーの悪さを指摘したり、批判することはほとんどない。

 先日「100号本塁打」で騒がれた早実・清宮幸太郎(18)に関しても、本塁打のほとんどが練習試合でのものなのに、狭いグラウンドと甲子園での一発を一緒にして騒いでいる。ミソもクソも一緒にするバカバカしい報道が、結果的に選手をスポイルし、ファンの見る目や判断をも誤らせることになるのではないか。

 スポーツファンの吉川潮氏(作家)がこう言う。

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