初実戦いきなりHR 新助っ人リベロはヤクルトの救世主か
「自分としては感触はすごく良かった」
20日、ヤクルトの新助っ人・リベロ(29=ダイヤモンドバックス3A)が二軍の楽天戦に「2番・一塁」で来日初スタメン出場。3打席目に左越えのソロ本塁打を放ったリベロは、「僕はチームの助っ人として来ている。その役割が果たせるように頑張りたい。今すぐにでも一軍に行きたい気持ちだ」と意気込むと、高津二軍監督は「何試合も見ているわけではないけど、あまり三振するタイプではないだろうし、パワーも兼ね備えている」と評価した。
一軍は7月に入って白星なしの13連敗中。主力にケガ人が続出し、チーム打率・229と貧打は深刻だ。キャンプ中に椎間板ヘルニアでリタイアした川端は、一軍復帰までもう少し時間がかかりそう。救世主としてリベロにかかる期待は大きいだけに、21日の二軍戦出場を経て、早ければ同日からの阪神3連戦中にも一軍昇格の可能性がありそうだが、問題は実戦感覚だろう。
リベロの3Aでの最後の試合は1カ月前の6月18日。日本でのプレー経験がなく、打撃ではストライクゾーンや投手の攻め方の違いに対応しないといけないし、内野手だからサインプレーなど連係に慣れる必要もある。
いきなり本塁打を放ったことに加え、レッドソックス時代の14年にメジャーで4試合に出場した際は、7打数4安打、打率・571、1本塁打、3打点と結果を残した。ヤル気と順応性でブランクをどこまでカバーできるかにかかっている。