日馬富士事件でも悪役に 貴乃花親方はなぜ敵ばかりつくる
日馬富士が貴ノ岩に暴行を加えた一件に関し、協会への報告を怠ったとして悪役にされている貴乃花親方は、これまでも身近な人たちを片っ端から敵に回してきた。今回もそれは同じ。日馬富士の師匠・伊勢ケ浜親方は、昨年3月の理事長選で貴乃花に票を投じた2人のうちの1人。数少ない味方なのに、謝罪の面会に応じなかった。
兄の花田虎上、母の藤田紀子とも、現在は絶縁状態。ワイドショーで貴乃花の性格について聞かれた母は、「これと決めたら曲げない。だから私と疎遠になっている」と話していた。
ある角界関係者は、「母親が言う通りです。中学卒業後に角界入りし、ほかの世界を知らないこともあってか、思考の幅が狭く融通が利かない。自分が正しいと思い込んだら、一歩も引かないのです。それで洗脳騒ぎを起こしたりもしました。一途でストイックな性分は、個人競技の現役選手としてはプラスでも、意見の違う相手のことも尊重し、最後は折り合うことが求められる世界には不向き。子供の頃はテレビの前に正座して取組を見ていたほど尊敬していた父親とも、兄との優勝決定戦で負けるように促されたことで、最後は仲たがいしている。良くも悪くも精神構造が子供のままで、大人の振る舞いができないのです」と分析する。