金満カブスも名乗り 5球団が繰り広げるダル争奪戦の行方
ドジャースからFAになっているダルビッシュ有(31)がモテモテだ。エース級の補強を目指す球団からのラブコールが相次いでいるのだ。
すでに「今オフの優先事項」とするツインズ、今季世界一のアストロズの2球団が、代理人のジョエル・ウルフ氏と接触。ここにきて、ナ・リーグ中地区の老舗であるカブスやブルワーズが獲得に名乗りを上げた。複数の米メディアによると、古巣レンジャーズも含めて5球団による争奪戦が展開されているという。
ダルは過去6年間で、131試合に登板し56勝42敗、防御率3.42。800イニング以上投げた投手では歴代最高の奪三振率(29.7%)をマークしている。今オフのFA市場の目玉と位置付けられるのは当然だ。
その一方で、今季のワールドシリーズで2戦連続2回を持たずにKOされるなど、大舞台でのもろさを指摘するGMがいるのも事実である。
現地のクリスマス休暇が迫る中、争奪戦が過熱しているのはダルの力量が評価されただけではなさそうだ。今オフのFA市場に出た先発投手は実績に乏しかったり、故障リスクがある投手が多く、来季以降の活躍が見込めるのはダル、アリエッタ、コブの3人ぐらいなもの。