いら立ち隠さず 中田翔は清宮のフリー打撃をどう見たか?
22日、日本ハムのルーキー・清宮幸太郎(18=早実)が練習をリタイアした。午後の守備練習中に体調不良を訴えると、荷物をまとめてタクシーで名護市内の病院に直行。「急性胃腸炎」と診断された。23日は宿舎で静養する。
吉村GMが「朝から体調が悪そうだった」と話したように、午前中の練習から腹部を押さえ、ノックでは平凡なゴロを捕り損ねて下腹部に当てるシーンも。その後の動きまでおかしかったことから首脳陣の知るところとなった。
だがしかし、体調不良を隠しながらでも、守備練習直前に行ったフリー打撃は圧巻だった。
前日に14本だったサク越えは12本。左方向への当たりも含め、場外にも5発打ち込んだ。左投手にはやや苦戦しながらも、高卒ルーキー離れした打撃を見せつけた。
これに思わず手を止めたのが、キャプテンの中田翔(28)だ。ケージ裏でティー打撃を行っていたが、清宮の響かせる快音が気になったのか、わざわざ自身の練習を中断してレアードとそのフリー打撃に注目。しばしルーキーの打撃と打球の行方に見入っていた。