Gドラ1候補“二刀流”根尾 OBは「最も向かない球団」と指摘
今秋のドラフト1位候補がいきなり一発を放った。
今月23日に開幕するセンバツ大会に出場する大阪桐蔭が、対外試合解禁となった昨8日、関西学院と練習試合。「4番・遊撃」で出場した根尾昂(新3年)は、左翼へ高校通算21本塁打を流し打つなど、4打数3安打2打点だった。
この日は登板機会はなかったものの、投げても最速148キロ。センバツ本番でも登板が予想される主戦級だ。投手と野手の両方でドラフト1位候補に挙げられ、米エンゼルスに移籍した大谷の後を継ぐ「二刀流」が期待される逸材である。
視察に訪れたのは阪神など5球団。あるスカウトは「現段階では投手としてより野手の評価が高い球団が多い」と言うが、「今は両方の可能性がある」とは別のスカウトだ。春、夏の活躍次第では、プロでの「二刀流」も視野に入ってくる。岡崎スカウト部長が「ポテンシャルが高い」と1位候補に挙げ、才能に惚れ込んでいる巨人のスカウトは姿を見せなかった。
巨人OBの評論家、高橋善正氏がこう言う。