貴公俊の暴行事件がトドメ…貴乃花部屋は「消滅」の危機

公開日: 更新日:

 ある親方が言う。

「元シンパの親方の中には、『アイツはクソ野郎だ。こちらの話を何も聞きやしない』なんて言う者もいる。貴乃花部屋の弟子からも、『できるものなら部屋を移籍したい』という声が上がっているくらい。貴乃花一門という名称もなくなるんじゃないかと言われています」

 相撲協会には現在、出羽海、二所ノ関高砂、時津風、伊勢ケ浜、貴乃花と6つの一門があるが、実体は不明瞭。協会の資料には「いくつかの部屋が集まって、慶弔の利害を共にして互いに協力しあう組合と同じ」とある。要は派閥のようなものだと思えば、理解しやすい。

「一門は理事会などで正式に認知されるものではない。『本当は貴乃花一門なんてない』という重鎮もいるほど。貴乃花一門はかつて、貴乃花グループと呼ばれていた。それが2014年、北の湖前理事長の『そろそろあそこも一門でいいだろう』という鶴の一声で呼び方が変わった経緯がある。もともと、貴乃花一門は個々の部屋同士の関係性が薄い寄り合い所帯のようなものだし、一門の実権はすでに先の理事候補選に当選した阿武松親方が握っている。『阿武松一門』を名乗るのも時間の問題でしょう」(前出の親方)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情