「最悪です」通りの内容 松山英樹はイライラ募る初日29位
この時は、「何で入らないんだ」とばかりに天を仰いだ。15番はフェアウエーセンターから残り233ヤードという絶好のポジションにつけたが2打目を右に大きく曲げてスコアを縮めることができなかった。
1番からずっとパーセーブを続け、最も難しいアーメンコーナーも11番は手前カラーからのアプローチを2.7メートルに寄せて手堅くパーセーブ。続く12番は手前バンカーから1.8メートルにつける絶妙なショットでパーでしのぐなどじっと耐えていた。ところが13番のバーディーチャンスを逃すと、イライラがピークに達したのか、14番で痛恨のダブルボギーをたたいた。
ティーショットはフェアウエーをとらえながら、8番アイアンでの2打目をグリーン左奥へ外した。
「最初に決めたクラブで打てばよかった」と迷いからのミスに、クラブを地面にたたきつけるような悔しいしぐさを見せた。このホールはアプローチも寄らずに3オン、3パットだった。
唯一バーディーを決めたのが上がり18番。残り167ヤードをピン左3メートルにつけて、「やっと開幕しましたね」と振り返る手応えのあるバーディーだった。