原監督は喜色満面だったが…FA丸獲得で巨人が買った“火種”

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 王者広島巨人はボコボコにやられている。昨季は7勝18敗、今季は7勝17敗1分け。そんな宿敵の2年連続セ・リーグMVP男に、巨人は5年総額25億5000万円、年俸4億5000万円(金額は推定)の史上最高の条件を提示し、獲得に成功した。これには自軍の強化と王者の弱体化という両方の意味があり、就任時に「広島に負け過ぎだよね」と嘆いていた原監督が会見で「オーダーを組むのが非常に楽しみ。野球に対してフレッシュである。魅力を強く感じた」と上機嫌だったのもうなずける。

■元本塁打王助っ人が再び

 しかし、いいことばかりではない。大きな買い物には「火種」が付き物だ。大物の加入で被害を受けるのは同じ外野手。そこへ、「一軍4枠」の関係が絡む外国人選手にとっては、さらに切実な問題となる。その中でも2年契約2年目を迎える外野手のアレックス・ゲレーロ(32)は、心中穏やかではないだろう。

 巨人は今後、抑え候補の助っ人を補強する予定。支配下の助っ人は来季、大量8人で臨む可能性が高い。現時点では新外国人内野手のビヤヌエバ、投手のマシソン、ヤングマン、メルセデスが一軍濃厚。そこにアダメスらドミニカ共和国勢やゲレーロが絡む構図だ。今季の開幕4番を務めたゲレーロの優先順位は必ずしも高くないのだ。

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